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励磁電源出力部についてのお応え

 投稿者:さいほう  投稿日:2013年 4月10日(水)09時52分1秒
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  ふうさんこんにちは。電源一般の考え方は二通りあり、定電圧で駆動するか定電流で駆動するかです。両者は双対の関係にあり、回路的には、同じ効果を示します。定電圧の場合は電源インピーダンスを理想的には、セロに近づけようというもので、定電流の場合は、電源インピーダンスを理想的には、無限大に近づけようというもので、定電流でこれを実現しようとなると電圧源の電圧を無限大にしないといけません。LCパイ型フィルタを何段も重ねたとき、最終段がLで終わったときには、定電流を目ざした回路になり、Cで終わったものは定電圧を目指したものになります。ここでどちらが良いかという問題になると、古い時代は、大容量のキャパシタを作るのが難しかったので、チョークコイルを使いました。現代は、大容量のキャパシタ(アルミ電解など)が容易に安く軽く作れるようになったので、チョークコイルより、アルミ電解のほうがコスト的に圧倒的に有利です。という意味で、同じ重量、コストで比較すると最終段にアルミ電解を使って定電圧電源にしたほうが勝つと思います。ところが聴感上これを上回るものが必要になってくると、アルミ電解より無極のフィルムコンデンサが必要となりコストとザイズが巨大化します。そうなるとチョーク・コイルとどっこいどっこいのコスト・性能比になってきますので、そこでキャパシタ(電圧源)対チョーク(電流源)の戦いになってきます。100回路ほどを製作してデータをとって視聴した結果で、今のところ最終段は、定電流駆動になっています。但しこの定電流部は、巨大なチョークとNMOSパワーFETの定電流回路の直列接続にしてあり、チョークだけでは実現できないハイ・インピーダンス化をFET回路で補っています。但しこのFETの定電流制御では、流れる電流をセンスして常にフィードバック監視するクローズド・ループ式と単純に一定電流の固定とするオープン・ループ制御があります。聴感上どちらがよいかという問題を切り離せば、クローズド・ループのほうが、格段に設計が難しく、直列のチョーク・コイルとの動作点を設定するのも難しいですが、理論性能は上回ります。これまでの実験の結果では、正しく設計され正確に調整されたものは、理論的なよさと聴感上のよさが正の相関を示す傾向にあります。いわゆる”いい音”の条件は、一定量の雑音や混変調、歪みが加わらないといけないと思いますので、いったんは、理想回路で実装してから、適時お好みに応じて”味”を加えるのが早道ではないかと思います。  
 
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